ただ、ラノベがあるだけでよかったんです。

ラノベについて語っていきます。

《感想》9S〈ナインエス〉Ⅴ

9S<ナインエス>V (電撃文庫)

ADEMを離脱した由宇と闘真。 2人が向かう先は、勇次郎が失踪し、幼き由宇が拘束された因縁の地、旧峰島研究所であった! 一方、政変勃発で伊達は失脚、ADEMは解体の危機に!? さらに、由宇を狙う第三の集団――謎の傭兵部隊「七つの大罪」。 今、かつてない脅威が由宇たちに迫らんとしていた!

 前回の事件から追われる身となった由宇と闘真。由宇と闘真が少しずつ絆を深めていく所とかは闘争劇の最中でも癒されてとても良かったです。とんでも科学もここまで読ませる力があると説得力が増すような気がしてとても楽しく読むことができました。気になる幕引きで終わってしまったので続きがどうなるやら楽しみです。

9S<ナインエス>V (電撃文庫)

9S<ナインエス>V (電撃文庫)

 

9S<ナインエス>V - ライトノベル(ラノベ) 葉山透/山本ヤマト(電撃文庫):電子書籍試し読み無料 - BOOK☆WALKER -

《感想》レジンキャストミルク4

レジンキャストミルク4 (電撃文庫)

二年前。それは舞鶴蜜がまだ、速見蜜という名前だった頃。ひとりぼっちだった彼女は、直川君子と出会った。無邪気で朗らかな君子は、空っぽだった蜜の心をあっという間に埋めていく。生まれて初めての友達。ずっとこの娘と一緒にいたいと、蜜は強く願っていた。―虚軸“壊れた万華鏡”が、自らの裡に取り憑くまでは。そして、二年後。現在。かつての親友を“無限回廊”に連れ去られた蜜は、硝子を奪われた城島晶と共に、反撃のため立ち上がる。ふたりは果たして、それぞれの大事なものを取り戻すことができるのか。

 前半でキャストに侵される前の舞鶴蜜と前川君子の出会いや蜜がキャストに侵される経緯などが取り上げられていて満足。蜜も蜜であまりにも不憫な過去を持っていたんやな……。

 担任の先生の別保は前回正義感溢れたいい先生やなとか思ってたのにそんな事はなかった。あの評価を返して欲しい。

 少し覚醒した晶と硝子の変わった関係性が個人的に好きです。

 最後はこの作品にしては結構なくらいのハッピーエンドで良かったなと思いました。次も楽しみです。

レジンキャストミルク4 (電撃文庫)

レジンキャストミルク4 (電撃文庫)

 

レジンキャストミルク4 - ライトノベル(ラノベ) 藤原祐/椋本夏夜(電撃文庫):電子書籍試し読み無料 - BOOK☆WALKER -

《感想》レジンキャストミルク3

レジンキャストミルク3 (電撃文庫)

死んたはずの姫島姫の姿で、突然現れた“無限回廊”に、硝子は生まれかかった感情を激しく揺さぶられる。戦いへの迷い。硝子は主人であるはずの晶にさえ、友達が敵になってしまったことを言えずにいた―。そして、晶と硝子との間に見えない亀裂が広がっていく中、“無限回廊”は姫島姫の身体を使って次の一手に出る。計画の主軸は直川君子。それは同時に“壊れた万華鏡”舞鶴蜜の過去にも関わる、これまでで最悪の侵蝕だった!ほのぼの×ダークな学園アクションノベル、緊迫の第三弾。

 コメディとシリアスの塩梅がちょうどよく硝子の人間性の発露、舞鶴密と同級生直川君子の関係など気になる話が掘り下げられてきて戦闘パートだけでなく日常パートも面白くなってきました。チート級の強さで今まで敵を蹴散らしてきた晶が初めて硝子を奪われるという散々たる結果に。どうなる次巻。

レジンキャストミルク3 (電撃文庫)

レジンキャストミルク3 (電撃文庫)

 

レジンキャストミルク3 - ライトノベル(ラノベ) 藤原祐/椋本夏夜(電撃文庫):電子書籍試し読み無料 - BOOK☆WALKER -

《感想》七姫物語 第三章 姫影交差

七姫物語 第三章 姫影交差 (電撃文庫)

草萌える春、二人の姫は向き合う。一人は七宮カセンの空澄姫、一人は三宮ナツメの常磐姫。望もうと望むまいと、かつて琥珀色の姫が舞った桜の下を目指し、歩み始める二人の姫。幼き姫は世界のかたちを探って、武門の姫は祖国を護るために。それは息吹溢れる季節の中、互いの群臣達の思惑を背負った、僅かな交差の出来事。それは、桜帰る春。風に舞う花弁のように、それぞれの姫装束が揺れ動く、新たなる日々。空姫の物語が、七姫の物語へと紡ぎ合わされる道のり。

 それぞれの国の姫の思惑やスタンスが少しずつ明かされ物語が少し進んだ第3巻。大きな戦いの幕が開けそうな予感もしつつ、七宮カセンの空澄姫と三宮ナツメの常磐姫が会談を始めたところで次へ続く。次も楽しみです。

七姫物語 第三章 姫影交差 (電撃文庫)

七姫物語 第三章 姫影交差 (電撃文庫)

 

七姫物語 第三章 姫影交差 - ライトノベル(ラノベ) 高野 和/尾谷おさむ(電撃文庫):電子書籍試し読み無料 - BOOK☆WALKER -

《感想》花守の竜の叙情詩3

花守の竜の叙情詩3 (富士見ファンタジア文庫)

国を追放された上、銀竜となった王子テオバルト。テオバルトを救うために、彼を想う記憶を失った王女アマポーラ。互いを思うが故に離れた二人に、さらに無慈悲な運命が降りかかる……。宿命の恋物語、完結巻!

 最終巻。名作。たとえ記憶を失ったとしても彼と共に旅したという思い出は消えない。なんとももどかしい。そしてそんな運命を乗り越えて素敵なハッピーエンドを迎えてくれて本当に良かったと心から思いました。テオとポーラとエレン、これからも末永く幸せに過ごして欲しいですね。

【最終巻】花守の竜の叙情詩3 - ライトノベル(ラノベ) 淡路帆希/フルーツパンチ(富士見ファンタジア文庫):電子書籍試し読み無料 - BOOK☆WALKER -

《感想》花守の竜の叙情詩2

花守の竜の叙情詩2 (富士見ファンタジア文庫)

「これから、俺と君とで旅に出る。捕まれば、命はない」その一言から、二人の長い旅が始まった。囚われの王女アマポーラと、王位継承に敗れた第二王子テオバルト。支配した者とされた者。反発していた二人は、やがて恋に落ちた。だが―旅路の果てに待ち受けていたのは、辛く、悲しい別れだった。忘れられない。傍にいることはできないけれど、あなたのために生きていく。共に誓う二人だったが、テオバルトには生命の危機が、そして、アマポーラには望まぬ婚姻が舞い込んでくる。「テオバルト。愛しているから、あなたを…」無慈悲な運命にあらがい、立ち向かう。強く切ない愛の物語。

 アマポーラとエレンを守るために、彼女たちの元を離れるという辛い選択をしたテオバルト。そんな彼を今でも待っているアマポーラの儚さと健気さが一心に伝わってきて辛かったです。ホント、ポーラ強くなって……。そんな中テオバルトの方にも生命の危機があったが、なんやかんやあって命の危機を脱する。しかし、そんな彼を救うのに一筋縄ではいかず切ないラストだったのが印象的でした。次が最終巻。ハッピーエンドであって欲しい。

花守の竜の叙情詩2 - ライトノベル(ラノベ) 淡路帆希/フルーツパンチ(富士見ファンタジア文庫):電子書籍試し読み無料 - BOOK☆WALKER -

《感想》花守の竜の叙情詩

花守の竜の叙情詩1 (富士見ファンタジア文庫)

隣国エッセウーナによって制圧された、小国オクトス。囚われの身となったオクトスの王女エパティークは、絶望の中にあった。だがある日、そんなエパティークの前に、エッセウーナの第二王子テオバルトが現れ、告げた。「これから、俺と君とで旅に出る。捕まれば、命はない」その『旅』とは、願い事を叶える伝説の銀竜を呼び出すというもの。呼び出すために必要とされる生贄が、エパティークなのだ。王位継承争いで帰る場所のないテオバルト。囚われ、生贄となるエパティーク。支配した者と、された者。互いを憎み、反発しながら、孤独な二人の長い旅が始まる―。宿命の愛と冒険の物語。

 エッセウーナの制圧によって滅ぼされたオクトスの王女エパティークとエッセウーナの第二王子ながら妾の子で城内で居場所がないテオバルト。そんな2人が伝説の銀竜を呼び出すために旅に出る物語。あまりにも切ない。生贄として囚われた少女と周りから疎まれているテオバルト。旅の途中お互い憎みあってギスギスした旅路でしたがカモフラージュとして購入した奴隷の少女エレンを通じて、お互い想いあい惹かれあっていく姿がとても素晴らしかったです。

 アマポーラ(エパティークの素性バレ防止のためテオバルトが改名)を守るために下したテオバルトの決意も悲しくて切ないものでしたが、それも含めて良いラストでした。次も楽しみです。

花守の竜の叙情詩1 - ライトノベル(ラノベ) 淡路帆希/フルーツパンチ(富士見ファンタジア文庫):電子書籍試し読み無料 - BOOK☆WALKER -