ただ、ラノベがあるだけでよかったんです。

ラノベについて語っていきます。

《感想》そんな血を引く戦士たち

そんな血を引く戦士たち (富士見ファンタジア文庫)

突如コーヒーが人々を襲い始めた。死後の世界「二界」。その二界を武力により征服したメジャー帝国がその侵略の魔の手を地上界に伸ばし始めたのだ。先祖・由井正雪の霊よりその危機を知らされた正雪は、授けられた宝刀を手に、メジャー帝国の怪物どもに戦いを挑む。…がまったく歯が立たない。だが正雪には奥の手が残されていた。“困ったときにはこれを開くがよい”と刀と共に渡された秘伝書があったのだ。さっそく開けてみると、そこにはただひとことだけ書かれていた。―お好み焼きを焼け―…ご先祖さまは正雪に何をさせようというのか。そして地上界の運命は。第六回ファンタジア長編小説大賞特別賞受賞作。日本一の「お・馬・鹿・さ・ん」コメディ推参。

 あらすじにもある通り実にバカバカしい(褒め言葉)。

 マイナーな先祖の子孫が迫り来るメジャーな先祖率いるメジャー帝国からの侵略を阻止すべく、マイナーな先祖から託された能力を託し、現代の日本を舞台にいまいち気が抜ける事件に巻き込まれていく。

 敵が起こす時間がどことなく気が抜けるのに実際見てみるとかなり過酷だったり、ヒロインの名前と正体がかなりインパクトがあったりとこの作品でしか味わえないような面白さがあります。

 だけど、メジャー帝国から放たれる刺客も終盤ではかなり強力なものになっていくのですが、ヒロインや仲間の努力や頑張りで刺客と立ち向かっていくシーンは異能力バトルものとしてとても楽しめました。

そんな血を引く戦士たち - ライトノベル(ラノベ) 川口大介/戦部遥(富士見ファンタジア文庫):電子書籍試し読み無料 - BOOK☆WALKER -