ただ、ラノベがあるだけでよかったんです。

ラノベについて語っていきます。

《感想》9S<ナインエス>VII

9S<ナインエス>VII (電撃文庫)

その少年はたった一人で数千の兵を相手にしようとしていた。得物は小刀のみ。まぶたに浮かぶのは、強く、けれどはかなく世界に翻弄される少女の姿だった―。由宇に残された命の時間はたった10分。焼け付くような焦燥感とともに、息をつくことすら許されぬ壮絶な闘いへ、闘真は身を投じるのだった!場所は移り、NCT研究所。堅牢を誇る防壁は破られ、黒川の魔手は最後の聖域へと迫りつつあった。わずかな可能性を信じ八代は絶望的な闘いを挑む。そこに一筋の光明があることを信じながら…。死闘の果てに待つのは、破滅か栄光か。それぞれの信念をかけた闘いが始まった。

 今まで黒川に対しては厄介なヒールとしてしか認識してなかったのですが、最初に黒川の行動を決定づける過去を読んで考え方を少し改めました。ただひたすらまでに純粋だったんですね。

 とんでも科学力のハイテンポバトルは相変わらず見どころたっぷりで、小刀一本で無双する闘真が相変わらずかっこ良かったです。なんだかんだで由宇を助けることができた闘真でしたが、黒川たちは遺産の情報を解析することに成功。由宇から引き出した遺産の情報をもとに行動を開始した黒川を闘真は止めることができるのか。次も楽しみです。

9S<ナインエス>VII (電撃文庫)

9S<ナインエス>VII (電撃文庫)

 

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《感想》9S〈ないんえす?〉SS

9S<ないんえす?>SS 9S<ナインエス> (電撃文庫)

峰島勇次郎の 「遺産」 の最高傑作── 由宇。 少女は研究所の地下で、天才的な頭脳をフル回転して悩んでいた。 どうすれば、女らしくなれるのか、と。 そして、岸田博士にある頼み事をする。 「普通に料理や裁縫をしてみたいのだ! それがそんなに不自然か!」 かくしてフリルエプロンを身にまとい、外見だけは女の子らしい由宇の凄絶な花嫁修業が始まった!! 実は可愛らしく、けなげ…… かもしれない由宇の悩みが今、明らかに!? 「峰島由宇、ただいま花嫁修業中」 ほか、電撃hpにて掲載され好評を博した3編を収録。 あきらとアリシア、由宇と麻耶の、激しくもちょっと馬鹿らしい女の戦いを描いた、書き下ろしも読める極秘扱いの事件簿!

 ギャグ要素マシマシの9S短編集。由宇や麻那のような日常生活に疎い天才はギャグ回だといい感じに場を掻き乱してくれて読んでいてとても楽しいですね。殺伐とした本編が続いているので肩の力を抜いて楽しむことができました。男どものお話の渋くて好きです。

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《感想》9S〈ナインエス〉Ⅵ

9S<ナインエス>VI (電撃文庫)

底知れぬ男、黒川謙がとうとう牙をむいた。合理的かつ合法的にNCT研究所へと侵攻していく黒川の軍勢。老人達はただ、黒川の動静を見守るしかなかった。その頃、黒川により逃げ場を失った闘真は焦りを感じていた。囚われの由宇に残された時間は限られている。その時、忽然と現れる人影。闘真はついに超越者と対面する。そして…。高々度上空に存在する飛行要塞フリーダム。そこに由宇はいた。遺産の情報を求め由宇へと迫る黒川。世界最高峰の頭脳VS冷酷な悪魔の息詰まる攻防の行方は―!?闘真と由宇。すれ違う想いは、再び相まみえることができるのか。

 前回囚われの身となった由宇を助けるため闘真は研究所に立て篭もる。10年前に何があったのかが遂に明かされ色々ざわざわしている所に勇次郎が闘真の前に姿を表す。様々な思惑が更に複雑に絡み合ってきて楽しくなってきました。遺産のとんでも科学力によるバトルも相変わらず見応えたっぷりだったし、ラストのシーンもとても良かったです。次も楽しみです。

9S(ナインエス)〈6〉 (電撃文庫)

9S(ナインエス)〈6〉 (電撃文庫)

  • 作者:葉山 透
  • 発売日: 2005/08/01
  • メディア: 文庫
 

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《感想》9S〈ナインエス〉Ⅴ

9S<ナインエス>V (電撃文庫)

ADEMを離脱した由宇と闘真。 2人が向かう先は、勇次郎が失踪し、幼き由宇が拘束された因縁の地、旧峰島研究所であった! 一方、政変勃発で伊達は失脚、ADEMは解体の危機に!? さらに、由宇を狙う第三の集団――謎の傭兵部隊「七つの大罪」。 今、かつてない脅威が由宇たちに迫らんとしていた!

 前回の事件から追われる身となった由宇と闘真。由宇と闘真が少しずつ絆を深めていく所とかは闘争劇の最中でも癒されてとても良かったです。とんでも科学もここまで読ませる力があると説得力が増すような気がしてとても楽しく読むことができました。気になる幕引きで終わってしまったので続きがどうなるやら楽しみです。

9S<ナインエス>V (電撃文庫)

9S<ナインエス>V (電撃文庫)

 

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《感想》レジンキャストミルク4

レジンキャストミルク4 (電撃文庫)

二年前。それは舞鶴蜜がまだ、速見蜜という名前だった頃。ひとりぼっちだった彼女は、直川君子と出会った。無邪気で朗らかな君子は、空っぽだった蜜の心をあっという間に埋めていく。生まれて初めての友達。ずっとこの娘と一緒にいたいと、蜜は強く願っていた。―虚軸“壊れた万華鏡”が、自らの裡に取り憑くまでは。そして、二年後。現在。かつての親友を“無限回廊”に連れ去られた蜜は、硝子を奪われた城島晶と共に、反撃のため立ち上がる。ふたりは果たして、それぞれの大事なものを取り戻すことができるのか。

 前半でキャストに侵される前の舞鶴蜜と前川君子の出会いや蜜がキャストに侵される経緯などが取り上げられていて満足。蜜も蜜であまりにも不憫な過去を持っていたんやな……。

 担任の先生の別保は前回正義感溢れたいい先生やなとか思ってたのにそんな事はなかった。あの評価を返して欲しい。

 少し覚醒した晶と硝子の変わった関係性が個人的に好きです。

 最後はこの作品にしては結構なくらいのハッピーエンドで良かったなと思いました。次も楽しみです。

レジンキャストミルク4 (電撃文庫)

レジンキャストミルク4 (電撃文庫)

 

レジンキャストミルク4 - ライトノベル(ラノベ) 藤原祐/椋本夏夜(電撃文庫):電子書籍試し読み無料 - BOOK☆WALKER -

《感想》レジンキャストミルク3

レジンキャストミルク3 (電撃文庫)

死んたはずの姫島姫の姿で、突然現れた“無限回廊”に、硝子は生まれかかった感情を激しく揺さぶられる。戦いへの迷い。硝子は主人であるはずの晶にさえ、友達が敵になってしまったことを言えずにいた―。そして、晶と硝子との間に見えない亀裂が広がっていく中、“無限回廊”は姫島姫の身体を使って次の一手に出る。計画の主軸は直川君子。それは同時に“壊れた万華鏡”舞鶴蜜の過去にも関わる、これまでで最悪の侵蝕だった!ほのぼの×ダークな学園アクションノベル、緊迫の第三弾。

 コメディとシリアスの塩梅がちょうどよく硝子の人間性の発露、舞鶴密と同級生直川君子の関係など気になる話が掘り下げられてきて戦闘パートだけでなく日常パートも面白くなってきました。チート級の強さで今まで敵を蹴散らしてきた晶が初めて硝子を奪われるという散々たる結果に。どうなる次巻。

レジンキャストミルク3 (電撃文庫)

レジンキャストミルク3 (電撃文庫)

 

レジンキャストミルク3 - ライトノベル(ラノベ) 藤原祐/椋本夏夜(電撃文庫):電子書籍試し読み無料 - BOOK☆WALKER -

《感想》七姫物語 第三章 姫影交差

七姫物語 第三章 姫影交差 (電撃文庫)

草萌える春、二人の姫は向き合う。一人は七宮カセンの空澄姫、一人は三宮ナツメの常磐姫。望もうと望むまいと、かつて琥珀色の姫が舞った桜の下を目指し、歩み始める二人の姫。幼き姫は世界のかたちを探って、武門の姫は祖国を護るために。それは息吹溢れる季節の中、互いの群臣達の思惑を背負った、僅かな交差の出来事。それは、桜帰る春。風に舞う花弁のように、それぞれの姫装束が揺れ動く、新たなる日々。空姫の物語が、七姫の物語へと紡ぎ合わされる道のり。

 それぞれの国の姫の思惑やスタンスが少しずつ明かされ物語が少し進んだ第3巻。大きな戦いの幕が開けそうな予感もしつつ、七宮カセンの空澄姫と三宮ナツメの常磐姫が会談を始めたところで次へ続く。次も楽しみです。

七姫物語 第三章 姫影交差 (電撃文庫)

七姫物語 第三章 姫影交差 (電撃文庫)

 

七姫物語 第三章 姫影交差 - ライトノベル(ラノベ) 高野 和/尾谷おさむ(電撃文庫):電子書籍試し読み無料 - BOOK☆WALKER -