ただ、ラノベがあるだけでよかったんです。

ラノベについて語っていきます。

2020-01-01から1年間の記事一覧

《感想》レイセン File2 :アタックフォース

街に漂う悪霊を祓う神霊班の仕事(主に雑用・運転手)に慣れ始めたヒデオ。しかしある夜、お祓いに出向いた先で、不可思議な少年少女グループ“フォース”と出会う。なんと彼らは、睡蓮すらも知らないタイプの精霊を操り、悪霊を祓うどころか、捕らえて集めてい…

《感想》レイセン File1: 巫女とヒキコと闇少女

伝説にまで成り上がった「聖魔杯」から数ヵ月、普通の社会復帰に失敗したヒデオは宮内庁神霊班に就職する。しかしそこでの仕事は、人々の悪意から生まれた悪霊を、人間にとり憑く前に祓うというもの。精霊に知り合いはいても、お祓いのスキルはまったく無し…

《感想》涼宮ハルヒの直観

初詣で市内の寺と神社を全制覇するだとか、ありもしない北高の七不思議だとか、涼宮ハルヒの突然の思いつきは2年に進級しても健在だが、日々麻の苗木を飛び越える忍者の如き成長を見せる俺がただ振り回されるばかりだと思うなよ。だがそんな俺の小手先なぞま…

《感想》涼宮ハルヒの観測

「ハルヒ」初心者から熱烈なファンまで、全員必携の公式ファンブックが登場! 「涼宮ハルヒの驚愕」に登場する新キャラの秘密や谷川流の文庫未収録原稿など、読みごたえ満点。いとうのいぢ描き下ろしも必見! 涼宮ハルヒの憂鬱から驚愕までのあらすじのざっ…

《感想》9S<ナインエス>VII

その少年はたった一人で数千の兵を相手にしようとしていた。得物は小刀のみ。まぶたに浮かぶのは、強く、けれどはかなく世界に翻弄される少女の姿だった―。由宇に残された命の時間はたった10分。焼け付くような焦燥感とともに、息をつくことすら許されぬ壮絶…

《感想》9S〈ないんえす?〉SS

峰島勇次郎の 「遺産」 の最高傑作── 由宇。 少女は研究所の地下で、天才的な頭脳をフル回転して悩んでいた。 どうすれば、女らしくなれるのか、と。 そして、岸田博士にある頼み事をする。 「普通に料理や裁縫をしてみたいのだ! それがそんなに不自然か!…

《感想》9S〈ナインエス〉Ⅵ

底知れぬ男、黒川謙がとうとう牙をむいた。合理的かつ合法的にNCT研究所へと侵攻していく黒川の軍勢。老人達はただ、黒川の動静を見守るしかなかった。その頃、黒川により逃げ場を失った闘真は焦りを感じていた。囚われの由宇に残された時間は限られている。…

《感想》9S〈ナインエス〉Ⅴ

ADEMを離脱した由宇と闘真。 2人が向かう先は、勇次郎が失踪し、幼き由宇が拘束された因縁の地、旧峰島研究所であった! 一方、政変勃発で伊達は失脚、ADEMは解体の危機に!? さらに、由宇を狙う第三の集団――謎の傭兵部隊「七つの大罪」。 今、かつてない脅…

《感想》レジンキャストミルク4

二年前。それは舞鶴蜜がまだ、速見蜜という名前だった頃。ひとりぼっちだった彼女は、直川君子と出会った。無邪気で朗らかな君子は、空っぽだった蜜の心をあっという間に埋めていく。生まれて初めての友達。ずっとこの娘と一緒にいたいと、蜜は強く願ってい…

《感想》レジンキャストミルク3

死んたはずの姫島姫の姿で、突然現れた“無限回廊”に、硝子は生まれかかった感情を激しく揺さぶられる。戦いへの迷い。硝子は主人であるはずの晶にさえ、友達が敵になってしまったことを言えずにいた―。そして、晶と硝子との間に見えない亀裂が広がっていく中…

《感想》七姫物語 第三章 姫影交差

草萌える春、二人の姫は向き合う。一人は七宮カセンの空澄姫、一人は三宮ナツメの常磐姫。望もうと望むまいと、かつて琥珀色の姫が舞った桜の下を目指し、歩み始める二人の姫。幼き姫は世界のかたちを探って、武門の姫は祖国を護るために。それは息吹溢れる…

《感想》花守の竜の叙情詩3

国を追放された上、銀竜となった王子テオバルト。テオバルトを救うために、彼を想う記憶を失った王女アマポーラ。互いを思うが故に離れた二人に、さらに無慈悲な運命が降りかかる……。宿命の恋物語、完結巻! 最終巻。名作。たとえ記憶を失ったとしても彼と共…

《感想》花守の竜の叙情詩2

「これから、俺と君とで旅に出る。捕まれば、命はない」その一言から、二人の長い旅が始まった。囚われの王女アマポーラと、王位継承に敗れた第二王子テオバルト。支配した者とされた者。反発していた二人は、やがて恋に落ちた。だが―旅路の果てに待ち受けて…

《感想》花守の竜の叙情詩

隣国エッセウーナによって制圧された、小国オクトス。囚われの身となったオクトスの王女エパティークは、絶望の中にあった。だがある日、そんなエパティークの前に、エッセウーナの第二王子テオバルトが現れ、告げた。「これから、俺と君とで旅に出る。捕ま…

《感想》鋼殻のレギオス

大地の実りから見捨てられた世界。異形の汚染獣たちが都市の周りを闊歩し、人類は、それ自体が意識を持ち、歩行する“自律型移動都市”で暮らす。その中の一つ、学園都市ツェルニの新入生レイフォンは一般科の学生だったが、入学式の騒動で生徒会長に才能を見…

《感想》フルメタル・パニック! 放っておけない一匹狼?

今日も元気だ狙撃がキマル。校舎に轟く爆発音。他人の迷惑なんのその――。戦争ボケ高校生相良宗介の、日常的な1日である。だが、そんな彼にひとつの転機が訪れた。なんと宗介の下駄箱に一通のラブレターが置かれていたのだ! 差出人はいったい? うまくいった…

《感想》フルメタル・パニック! 戦うボーイ・ミーツ・ガール

陣代高校の平和は、たったひとりの転校生の訪れとともに終わった。うなる弾丸、飛び散る薬莢、鞄にギッチリ銃器類。出てくる言葉は「キケンだ。ふせろっ!」。そう、やってきた転校生、相良宗介は、拳銃持った大ボケ君だった! 彼の脳に“平和”の文字はない。勘…

《感想》スカイ・ワールド

スカイワールド―それは魔法と科学技術が同居する世界で、無数に浮かぶ島から島へと飛空艇で旅をするオンラインRPG。運営開始から一週間、数万人ものプレイヤーがスカイワールドの中に閉じ込められる事件が発生する。プレイヤーたちがいまだ現実世界への出口…

《感想》火の国、風の国物語 戦竜在野

血しぶきが飛び散る。12歳の少年はその時、真の戦場にいた――。鼓動が高まり、足がすくむ。自分は無力だ――。だが、あの少女だけは護らなければ。未来につながる命だけは。そして、少年――アレスは決めた。護るために、謎の精霊とある契約を行おうと……。「森と…

《感想》エンジェル・ハウリング4 呪う約束-from the aspect of FURIU

破壊精霊を出現させ村人を殺戮してしまったフリウ。牢に入れられるが、脱獄! サリオンも警衛兵をやめ、共に国境越えを目指すが……行く手には思わぬ人物が待っていた! <フリウ編>旅立ちの巻、読みのがすな~!! フリウ編はミズー編と比べてもほのぼの(?)…

《感想》エンジェル・ハウリング3 獣の時間-from the aspect of MIZU

絶対殺人武器--イムァシアの刀鍛冶たちにより、最強の暗殺者として育てられた女剣士ミズー。その過酷な運命と闘いを描く人気シリーズ第3弾。満身創痍のミズーの前に現れたのは、自分と同じ顔をした赤髪の女だった ミズー編第2弾。戦闘に次ぐ戦闘で休まる…

《感想》黄昏色の詠使いⅤ 全ての歌を夢見る子供たち

昏睡するクルーエルの治療のため、ケルベルクを訪れるネイトたち。そしてクルーエルを狙う灰色名詠の使い手もまた、ケルベルクに姿を現す……。大切な人を守るために何ができるのか? 詠う召喚ファンタジー第5弾! おはようのキスで目が覚める。王道ながらも…

《感想》黄昏色の詠使いⅣ 踊る世界、イヴの調律

再び昏睡状態に陥る、クルーエル。ネイトは何もできない自分を歯がゆく思う。そんな中、謎の存在・アマリリスは、クルーエルは“特別”だと語り出す。世界の謎と、ネイトたちに変化が起きる召喚ファンタジー第4弾! 昏睡に陥ってしまったクルーエルを何とか助…

《感想》風の大陸 外伝2 レキサントラの女戦士

自由戦士ボイスはマンレイドらレキサントラの女戦士たちとともに、旅の途次にあった。カルパシアの姫君ミュティレイナとその許婚者スリティスを、カルパシアまで無事に送りとどけるのが彼らの任務だった。 姫の奪取を狙うバンセルム側の襲撃は、しだいに激し…

《感想》風の大陸 第五部 葛藤の都

アドリエを襲った地震は、大地ばかりでなく、人の世をも揺り動かした。<世界>を追い求めながら、地震に秘められた真実を探るグラウルとその師ラグルド。グラウル追い落しを狙い、策謀をめぐらす宰相バルド。そして、王の最愛の妹、マレシアーナ姫もまた、…

《感想》風の大陸 外伝1 レキサントラの自由戦士

砂漠を旅する3人の若者―ティーエ、ラクシ、ボイスは、ひとりの女戦士が行き倒れになっているのに出会った。まだ息がある。女戦士を背負って歩きだしたボイスは、4年前に同じように背に負った、もうひとりの女戦士のことを思い出していた。―下町の安酒場で乱…

《感想》風の大陸 第四部 宿命の都

大陸で三指に入る版図を有する、北の雄―アドリエ王国。人口10万を越える首都大アドリエ市に、オルボとジッダを加えたティーエたち一行は、歩を進めた。「この都で、私は“運命”と出会うのです」ケイローンの予言にしたがって都を行くティーエの姿を、水晶球の…

《感想》風の大陸 第三部 風雲の都市

ティーエ、ラクシ、ボイスの三人は、広大な砂漠を越え、ト・アデルにたどりついた。ラクシの生まれ故郷、かつてのイタール公国であるこの都市で、彼らはみずからの運命に直面する。イタール再興の陰謀にまきこまれ、公女として生き方の選択を抱迫られるラク…

《感想》封仙娘娘追宝録・奮闘編(2) 切れる女に手を出すな

いつもの鋭い眼光が消え、長い黒髪をかきむしり絶叫する殷雷に、和穂は不安を募らせる。どうやら地上に飛び散った神秘の道具、欠陥宝貝が近くに迫っているらしい。しかし殷雷をここまで慌てさせるとは、なんの宝貝なのか……。 殷雷と同時期に作られた四本刀の…

《感想》封仙娘娘追宝録7 闇をあざむく龍の影

和穂と殷雷は、欠陥宝貝の恵潤刀や塁摩杵と食堂で鍋をつついていた。そんな楽しい団らんのなか、ひとりの男が意味不明の叫び声をあげ殷雷に殴りかかる。苦もなく取り押さえられた男は、この世にいるはずのない妖怪に操られていた! 壮大な事件に見せかけて実…